シングルマザーが入院になったら！？子供のお世話や入院費の備えと対処法

ママの入院は家族にとっても一大事。特にシングルマザーの場合、子供のことが心配で仕方がないですよね。

この記事では、シングルマザーの入院時の課題や対処法、預け先の選び方のポイント、あらかじめできる備えについて解説します。

実は私ふみまるは、出産して３日後か４日後（記憶があいまいです…）に、劇症１型糖尿病という原因・治療法ともに解明されていない病気を発症しました。普通の出産ならお祝い膳を食べて退院できたはずが、絶食状態で入院の延長を余儀なくされた経験があります。いつ何が起こるかわからないということを身をもって経験しました。

だからこそ、「もしもの時の備え」は本当に大切だと痛感しています。色々と心配事の多いひとり親の人生ではありますが、子供の笑顔ほどの宝物はありませんから、できることは少しずつ対策をしておきたいですね。

もしもの時に備え、ぜひ最後まで目を通してみてください。

シングルマザーが入院する場合の課題とは

入院中の子供のお世話をどうする？

入院中、子供のお世話は最優先事項です。子供の安心して生活できる環境を最優先として、預け先を探しましょう。

ショートステイや緊急一時保育など、子供の安全を確保できる制度の活用もおすすめです。

また、親族や友人など、周囲の支援も得られるならぜひ頼りましょう。身近で信頼できる人に子供を預けることで、相談などもしやすく、親子ともに安心感が増します。

ただし、パパやママの不在中、子供の食事の栄養バランスなどを考えるのはなかなか大変なもの。可能であれば、子供の食事は手軽に用意できるものを準備しておきましょう。

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入院費用はどう捻出する？

入院費用は、シビアな金銭管理が求められるシングルマザーにとってかなり重要な課題です。医療費助成制度や高額療養費制度、限度額適用認定など、適用される公的支援制度は遠慮なく活用する必要があります。

万が一自己資金が不足してしまったときには、母子父子寡婦福祉資金貸付金制度なども利用を検討しましょう。積極的に制度を利用し、医療費負担を軽減することが、退院後からの生活のためにも大切です。

とはいえ、はなから制度を当てにしすぎていてはいけません。普段から貯蓄や資産運用など、生活防衛費の確保に努めておきましょう。資産運用の勉強をしておくのも大切です。
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仕事と入院の両立方法は？

シングルマザーである場合、仕事と入院の両立は困難です。そのため、就労不能時の補償として就労不能保険の加入が役立ちます。

また、柔軟な職場環境や労働条件の調整を相談することも重要です。会社や専門家と相談し、無理のないスケジュールで両立できるよう工夫しましょう。

仕事が気になるあまり、体調に差し障ってはいけません。少しでも早く復帰できるよう、職場には無理のない対応を検討してもらえるようによく相談しましょう。

シングルマザーの入院時の対処法は

入院となってしまった場合の課題は尽きません。考えるだけで不安になってしまいますよね。ここまでは大きな課題となる事柄をご紹介してきました。

ここからは、預け先・公的支援といった対処法を、どんな種類があるのか掘り下げてより具体的にご紹介します。

入院中の子供の預け先選びのポイント

入院中の子供の預け先選びは慎重に行う必要があります。ショートステイやひとり親家庭等日常生活支援事業、緊急一時保育などが選択肢になります。子供の安全や心身のケアを考え、信頼できる施設やサービスを選ぶことが大切です。日ごろから、地域の児童施設なども活用してみると安心でしょう。

なお、親族・友人・シッターさんなどによる家庭での保育を行う場合は、子供の食事だけでも用意しておいてあげると預かる人の負担が大きく軽減します。近年は冷凍食品でも安全で良いものがありますので、ぜひ取り入れてみてください。

入院時以外にも、忙しいシングルマザーやシングルファザーには特におすすめです。うまく手を抜きつつ子供たちの健康を守りたいですね。

ショートステイ

ショートステイは、一時的に子供を預かる施設やサービスです。入院中や緊急時に利用でき、短期間での利用が可能です。シングルマザーが入院時に子供を預ける際には、ショートステイを活用することで、子供の安全を確保して自身も精神的負担を軽減できます。ただし短期間になるため、もし入院が長引く際には、親族や友人の都合がつくまで一時的に……などの工夫をしてうまく活用しましょう。

ひとり親家庭等日常生活支援事業

ひとり親家庭等日常生活支援事業は、子育て世帯を支援する取り組みの一つです。入院中の子供の預け先として利用することができ、安心して子供を預けることができます。施設やサービスの利用方法や条件など、事前に確認しておくことがおすすめです。

緊急一時保育

緊急一時保育は、急な予定変更や緊急時に子供を一時的に預かるサービスです。入院時に突発的に子供を預ける必要が出た場合に便利です。

シングルマザーが急遽入院の準備をするときなど、安心して物事を運ぶためには、緊急一時保育をうまく利用できるとよいでしょう。

シングルマザーにおすすめの公的支援制度

実は、シングルマザーが入院時に活用できる公的支援制度は複数存在しています。ひとり親家庭等医療費助成制度や高額療養費制度、限度額適用認定などです。

これらの制度を上手に活用することで、入院費用の負担を軽減することができます。下記にそれぞれご紹介します。

ひとり親家庭等医療費助成制度

ひとり親家庭等医療費助成制度は、シングルマザーやシングルファザーなどひとり親の家庭における医療費の負担を軽減するための制度です。この制度を活用すれば、入院中の医療費の一部を助成してもらえます。

ただし、所得制限や対象年齢があるため、申請時には必要書類を準備し条件を確認しましょう。

高額療養費制度

高額療養費制度は、医療費が一定額（自己負担額）を超えた場合に上限額を設定し、超過分を補助してもらえる制度です。この制度はシングルマザーに限らず、保険に加入している人であれば誰でも申請できます。

入院中の医療費が高額になる場合、この制度を活用することで負担を軽減できるはず。なお、上限額は収入や年齢によって異なるので、申請の際には条件を確認して効果的に活用しましょう。

限度額適用認定

高額な医療費がかかる場合などに、あらかじめ申請して交付された「限度額適用認定証」を医療機関の窓口に提出することで、自己負担額を抑えることができる制度です。

申請の際には条件をよく理解し、適切に活用していきましょう。

母子父子寡婦福祉資金貸付金制度

母子父子寡婦福祉資金貸付金制度は、シングルマザーやシングルファザーなどのひとり親家庭の生活が困窮した場合に、貸付金を支給する制度です。

学費や生活費、引っ越し費用などに適用することも可能ですが、入院中の収入が途絶えたり、医療費の負担で困窮したりといった場合にも活用できます。万が一困窮した際には経済的な支援を受けることができると知っておくことで、精神的な負担も和らぎますよね。

あらかじめ備えるなら

この３つのポイントを押さえて、自分に必要なものは早めに取り入れていくのがおすすめです。下記にそれぞれご紹介します。

医療保険

公的医療保険のほかに、民間の医療保険も検討するとよいでしょう。怪我や病気で治療が必要になった際、条件を満たしていれば保険金が受け取れます。

保険金を上手に活用することで、結果的に自己負担額が少なくなり、入院時の経済的負担を軽減することができます。保険会社や加入コースによって受けられる手当や条件が変動するため、よく検討することが大切です。不安な方はプロへ相談し、比較検討のアドバイスをもらうと良いでしょう。

就労不能保険

シングルマザーにとって入院時に重要となるのが、就労不能保険の加入です。入院による収入減や離職などのリスクを考え、しっかりと保障を受けておくことが重要といえます。

経済的な心配を軽減し、安心して治療に専念できる環境を整えましょう。

貯蓄・資産形成

シビアな話になりますが、結局のところ自分のお金はあるに越したことはありません。将来の備えとしてだけでなく、不測の事態に備えた貯蓄や資産形成を行っておくことはとても重要です。

入院時には突発的な出費が発生する可能性があります。経済的な余裕を持つためにも、早めに定期的な貯蓄や適切な資産運用を行い、安心して入院生活を送るための準備を整えましょう。近年は物価高で「円」の価値が下がっている傾向にあります。銀行に預けるだけではお金は実質目減りしていくようなものとも言えます。資産運用もうまく活用し、増やすことも検討しましょう。

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備えと知恵で生活を守ろう！

シングルマザーの急な入院時の課題や対処法、おすすめの備えなどをご紹介しました。日常的な体調管理はもちろん大切ですが、どんなに気を付けていても急な不調は誰にでも起こり得るものです。

何か少しでもお役に立つ情報があれば幸いです。私も資産形成・体調管理・環境の見直しなどなど、しっかり向き合ってまいります。

ここまでお読みいただきありがとうございました。脱・底辺！！！